こんにちは!
日生学園第二高校ラグビー蹴球部 “ラグビー魂” です!
今日の練習試合の結果を報告します!
今日の試合、
副顧問 山内先生は兼務するゴルフ部を試合に引率していて不在・・・。
そのため、
西川が全てレフェリーを務めたので、写真画像がありません・・・。
あらかじめご了承下さい。
練習試合
vs.松阪高校 (三重)
10:30KO 25分ハーフ
日生学園第二高校G.(三重県津市)
前半 19 - 0
後半 24 - 7
合計 43 - 7 勝利
出場メンバー:
1. 石井 (2年)
2. 相田 (2年)
③. 寺田 (2年)
4. 小倉 (2年)
5. 川島 (1年)
6. 泉 (2年)
7. 浅見 (2年)
8. 相田 (2年)
9. 萩原 (1年)
10. 大和 (2年)
11. 関 (2年)
12. 溝尻 (2年)
13. 石谷 (2年)
14. 山口 (3年) → 寺田
15. 佐藤 (2年)
リザーブ:
山口 (3年)
寺田 (3年)
室田 (3年)
山田 (3年)
叶丸 (3年)
諸事情による欠場:
小出 (3年)
後藤 (3年)
仲条 (1年)
1・2年生のみのメンバー編成での試合という予定でしたが、当日になって
1年 仲条が体調不良で出場不可能・・・。急遽、普段は
FLの
3年 山口 (後半は
3年 SO 寺田) を
“助っ人” ということで補充して試合に臨みました。
前半の立ち上がりから、Aチームでの出場経験も多くなってきた
FW陣が相手を圧倒。特に、
2年 石井と
2年 寺田の両プロップは、再三再四 密集横のディフェンスをぶち破る突進を披露。チームに勢いを与えてくれました。
しかしそれ以上に特筆すべきは、そうしたインパクトプレーヤーの突進に対して、特に近場でのプレーであれば、
1年 LO 川島、
2年 LO 小倉、
2年 FL 浅見、
2年 FL 泉といったリンクプレーヤーたちが実に素速いサポートとステップインをみせ、ほぼ確実にマイボールのブレイクダウンは確保してくれました。ここ最近のガツガツとした
コンタクト練習の成果が、下級生チームにも定着してきたひとつの証明でもあります!
そうした推進力も活用し、前半15分までに3トライを連取し19点を先制。このまま波に乗っていけるかなと思ったところでペースダウン・・・。
原因のひとつは、雨という天気予報を見事に裏切った暑さでしたが、最大の要因は
BK陣のミスとプレー選択のまずさによるリズムの喪失でした。
チームにおいて司令塔の役割を担うのは、多くの場合
HB団 (SHとSO) のペアです。
今日は下級生チームということで、
1年 萩原 (SH) と
2年 大和 (SO) が務めました。
これは全くの偶然ですが
日生学園第二高校ラグビー蹴球部は、昨年・今年と2年連続で
SHにキャプテンの選手を配置しています。昨年は
林 前主将、今年は
現3年の
小出主将です。
FWと
BKの繋ぎ目である
SHがキャプテンというのは、リード面において大きなメリットがあります。今日出場の
萩原は、ラグビー経験者ではありますがそういった面ではまだまだ精進が必要です。
また、小柄で華奢な
萩原は、まだまだ高校レベルのゲームを走り回って支配するだけの体力が備わっていません。今日も、
PR 石井が突破から大きくゲインし、相手の
FBを巻き込みながら最高のタイミングでラックを構築し、素速くサポートも寄って最高のタイミングでボールが出てきたシーンがありました。後は素速く
BKに展開すれば戻りきれない相手DFを尻目に楽にトライが奪取できる場面でしたが、ボールを捌く肝心の
SH 萩原がそのポイントに到達できていませんでした。結局、ボール出しのタイミングが遅れ、相手にディフェンスを再形成する間を与えてしまい、トライには至りませんでした。
一方
SOも、昨年から
現3年 寺田がレギュラーとして出場しています。2年連続で司令塔役を担っているわけです。この2年間で、チーム全体も
SO 寺田の持っているリズムやテンポで動くことに慣れています。そこに、
3年 寺田とは全くタイプもプレースタイルも違う
2年 大和が
SOとして入るとどうなるか・・・?!
まず、
大和自身がここのところのチームスタイルに合わせて、
寺田と同じようなプレーをしようと真似をします。しかし、
寺田とは運動能力も特性も違う
大和が
寺田と同じようなプレーをしようとしてもうまくいきません。
具体的には、細かいステップにキレがありパスモーションも速い
寺田であれば、浅め
(相手DFとの間合いが近い) のポジショニングから自らが前へ仕掛けていって間合いのない状態でのすれ違いのプレー、予測していても対応できないような速いテンポのゲームメイクが可能です。このスタイルは、
寺田ほどのスピードとスキルを持ち合わせない
(あくまで現時点での話・・・) 大和には、まだ真似ができません。逆に、なめらかなコース取りから相手が読めない飄々としたパス回しを得意とする
大和は、
寺田とは正反対に深め
(相手DFとの間合いが遠い) のポジショニングから、色々な目くらましを施しながら他の
BK陣をトップスピードで走り込ませる
“タメ” を作り出すことに長けています。そうした特性の違いを理解せずに、ただ単純に
『最近のチームスタイルはこれだから・・・』 と同じようなプレーを真似してみてもうまくはいきません。
実際に、ラインが浅くなりすぎたところで
寺田ほどの速いパスモーションではないので、間合いが無いのにゆったりしてしまい、パスを受けた
CTB 溝尻が狙い澄ましたタックルを喰らってしまう場面が頻発しました。
ハーフタイムで修正を指示しましたが、最近は
FWでの試合出場機会の方が多い
大和なので、後半の立ち上がりもまだまだうまくいかず、
大和自身のケアレスミスから相手の反撃トライを許してしまいました。
暑さも一層増し、精神的にもきつくなってきましたが、ここで立て直せたのは今日の収穫でした。
立役者は、今日は
WTBに入った
2年 関と
2年 CTB 石谷。
キックのカウンターから鋭い突破を試みる
関は、
FW陣が疲れてきたところで推進力を発揮してくれました。普段は
FLとしてガツガツと身体を張った鋭いプレーが持ち味ですが、もう少しパススキルが向上してくれば、スピードもあるので
CTBとしても非常に魅力的です。
一方の
石谷も、普段はハンドリングエラーの多さが話題になりがちですが、最近向上してきた
コース取り (アングルチェンジ) のうまさを今日も発揮。定評のあるショートダッシュの鋭さと合わせて、チャンスメイクに貢献してくれました。
それらの活躍を最後まで下支えした
FW陣の頑張りも見事でした。
中盤から終盤にかけては、相手の方が先にバテて足が止まったこともありましたが、指示していた
ラインアタックの深さの修正と、
クイックハンズで単純に速くボールを動かす戦略も功を奏し、4連続トライを奪って相手を突き放すことに成功。
今年のチームとはまた一味違う
“2年生以下チーム” の特色とその可能性に、少しは彼ら自身も気づいてくれたのではないかと期待の持てる内容のゲームになりました!