こんばんは!
日生学園第二高校ラグビー蹴球部 “ラグビー魂” です!
練習開始時の外気温が何と 18℃!
春を通り越して 『夏間近?!』 を思わせるような気候の中で、今日も1日頑張りました!
4月になると不登校生徒が数多く入学してくる
日生学園第二高校の運動部にとって、この
2~3月 は非常に微妙で重要な時期なのです。
なぜかと言うと、全寮制の学校であるため、新入学だけでなく新入寮してくる生徒にとって
4月は不安いっぱいで精神的に不安定な生徒が多くなる時期なのです。そんな時期に
ラグビー蹴球部も新入部員確保のための勧誘をするのですが、そんな精神的に不安定で自信のない状態の新入生たち相手に
『県大会優勝を目指そう (本気で)!』
『そのためにラグビー蹴球部では (本気で) こんな練習を頑張っています!一緒に頑張ってみないか!』
・・・などと勧誘してみたところで、相手にされないのは明白です。
そのため、毎年のことですが
4月は練習の負荷を落として、
『ラグビーってこんなに楽しいスポーツなんだよ!』
『1チーム15人と多人数でやるスポーツだから、背の高い人も小さい人も、太り気味の人も痩せっぽちの人も、運動経験があまりなくて不器用な人でもどこかに向いている役割・ポジションがあるんだよ!』
・・・と紹介して、楽しさに触れてもらって、
『ちょっとやってみようかな?!』 と思ってもらうことが最優先なのです。
その際に、グラウンド上だけでなく生活全般において新入生の面倒を上級生が親身になって見てあげることも重要で、上級生が新入生との信頼関係を築くことができれば入部してくれる可能性は高まります。そんな状況ですから、新入生と上級生を分けて練習することも物理的に不可能なのです。
そんな状況であるにもかかわらず、
GW前後から
春の県総体が始まりますので、公式戦に向けた特に体力面の調整も施しておかなければならないのです。
4月が前述したような事情で難しいのだから、その前の
2~3月が勝負なのは言うまでもありません。
そんな事情がありますから、この時期は特に追い込んで練習します。
今日も、校舎裏の柔らかい芝生スペースを活用してガツガツとした
コンタクト練習で身体をぶつけ合い、その後は
1500mクロスカントリー×6本 (合計 9km) でみっちりと走り込みました。
校舎裏の芝生スペースを使うのも、
怪我防止と
グラウンドまで下りなくてすむことによる時間短縮 → 有効活用という一石二鳥の効果を狙ってのことです。
とにかく色々な意味で他校に比べて条件の厳しいところがあるので、できる工夫はとことんやり抜き、頑張っていきたいと思います!