こんばんは!高知中央高校ラグビー蹴球部 SAMGUYS
“ラグビー魂 2nd. SEASON” です!今日の 県体 15人制 1回戦の結果を報告します!
平成27年度
第68回 高知県高等学校体育大会
ラグビーフットボール競技
5/23(土)
15人制 準決勝 13:00KO
vs. 高知工業高校
at 春野総合運動公園 多目的G.
前半 5 - 5
後半 35 - 0
合計 40 - 5 勝利
今日の試合は、前半の立ち上がりに DF面で起こしがちなイージーミスを犯してしまい、あっさりと先制トライを許してしまうところから始まりました。
このミスそのものは いくらでも修正できるような ダメージの少ないものだったのですが、選手たちは先制されたことを必要以上に重大視し過ぎてしまいました。残り55分以上 試合時間が残っているにもかかわらず、残り 3分ほどしか時間がないかのような気負いっぷりでした。
準備してきたプレーを全員が共通認識の下で 理詰めに遂行することで、うまくいく確率を高められて自分たちのリズムを生み出していけます。今日の前半は気負ってしまい強引に個人の力で抉じ開けようとしてしまったことで、チームで共有すべき判断に狂い(ズレ)が生じ、プレーの流れが狂います。チームの共通認識から外れた強引なプレー判断は、得てしてミスでのボールロストに帰結してしまう悪循環に陥ります。当然 チームに良いリズムは生まれず、相手に勢いを与えてしまうというダブルパンチを食らってしまうのです。
なんとか前半のうちに修正できればとピッチサイドからも指示を送りますが、指揮系統を司る肝心の 3年 馬路主将、2年 SO 重盛の 2人の視野が狭くなってしまっていたので、落ち着いて立て直すことは困難だと判断。『できれば傷口をこれ以上広げずにハーフタイムになってくれれば いいや…』と思っていたら、前半ラストに連続攻撃から追いついたことで落ち着きをある程度取り戻してハーフタイムに突入。
この同点トライの効果は大きく、少し落ち着いてハーフタイムを迎えられたことで こちらの修正ポイントの指示が 選手たちの頭に入りやすい状況ができました。
修正ポイントも 3つだけに絞り、簡潔に伝えました。
① やってきたこと・やるべきことを確認!
(走り込んでボールをもらい、低く強く当たって前に出る)
② 余計なことはしない!
(細かいステップ、ハンドオフ、オフロードパス狙いなど)
③ 焦らず我慢しつつ 強気に攻め続ける!
考え方をシンプルに、自分たちの強みに立ち返るようにさせました。元々不器用な上に 経験もそれほどないのだから、あれもこれもと欲張ってはダメ。できることだけを 精一杯遂行して、精度を上げることで『分かっていても止められない』を目指すのです。
もちろん 全てがうまくいくわけではありません。それでも焦らずに我慢して攻め続けることで流れとリズムを作り出し、相手をこちらのペースに引きずり込むのです。
まだまだ精度は低いものの、後半はそれができるようになり スコアを重ねることができました。
4月の春季大会では勝ったものの 22 - 12 と苦戦した相手を 後半は 35 - 0 と圧倒できたのは、前述したように戦い方を統一できたことと、後半のしんどい時間帯に戦うための土台となるフィットネスで相手を上回れたことが要因です。トレーニングの成果も少しずつですがゲームに影響させられるようになってきました。
それ以外にも、高知県出身の未経験入部1年生 5人のうち WTB 中岡、WTB 合田、FB 森木、PR 樋口の 4人が途中出場で公式戦デビュー。それぞれに持ち味を発揮してくれました。
さらには、まだまだ波はあるものの 2年 SO 重盛のゲームメイクに幅の広がりが出てきたことも大きな収穫でした。
これまでは力任せに自分で突っ込んでしまうことが多く、そこで潰されて流れを途切れさせてしまうことが多かったのですが、周囲を上手く使うことで より効果的に自分のプレーを組み込める場面が増えてきました。これを継続していけば、相手にとっては的の絞りにくいアタックが展開できるようになっていくでしょう。
先の楽しみな有力ルーキーの加入に加えて、それらを使いこなす司令塔が今日のように成長していってくれるとチーム力もアップしていきます。
この歩みを止めずに 頑張っていきたいと思います!
まずは明日の決勝戦。
大きく先行する経験豊富な土佐塾高校を相手に、どこまで自分たちのやりたいプレーを遂行してチームスタイルを貫けるか…。
そこをテーマに頑張ります!
平成27年度
第68回 高知県高等学校体育大会
ラグビーフットボール競技
5/24(日)
15人制 準決勝 10:30KO
vs. 土佐塾高校
at 春野総合運動公園 多目的G.
応援よろしくお願いいたします!
※ 試合中のプレーは さすがに撮れませんでした…。