こんばんは!高知中央高校ラグビー蹴球部 SAMGUYS
“ラグビー魂 2nd. SEASON” です!午前中9時から東部G.で練習予定でしたが、朝の7時半にコンディションチェックに出向いたら 昨日までの大雨でピッチは田んぼ状態…。
予定を変更して体育館での屋内練習に切り替えました。
女子バスケ部の練習が終わる10時まではビデオミーティング。
久しぶりに、SAMGUYS Team 2011 久米組が花園初勝利を挙げてくれたゲームをビデオ観戦。
改めて観てみると、花園初勝利をマークしたチームですが、今と変わらず下手っぴぃなのが浮き彫りに…。
判断ミスにハンドリングエラーのオンパレード。キックはまともに蹴れていないし、組織的DFラインはでこぼこの上にタックルミスも頻発…。
それでも “運よく勝てた” のではなく、“勝つべくして勝った” のです。
攻守ともに思い切りよく堂々とプレーしているので、ミスが起きても前向きで前のめりのミスのみ。こういうミスは不思議とチーム全体でリカバーしやすいし、挑戦してのミスなので精神的に引きずりません。
ミスから相手に大きくゲインされても全員がしっかり戻って次の局面に備えたり、こぼれたイーブンボールへの反応でことごとく相手を上回ったりと、フィットネスとリアクションで勝ったのが最大の勝因です。
特に、この年の FWは先発8人中 7人が中学ラグビー未経験者。
その彼らがサポート速く走り回り、頑健なブレイクダウンワークでテンポの良いボール出しを実現。ピンチの場面では低く前に出るタックルで対抗。勝敗の最大のキーポイントである FW戦を優勢に戦ってくれました。
BKの方は経験者も多くいましたがパスは苦手な不器用なメンバーばかり。その彼らは 複雑なことはせずに、できることのみに集中して単純なプレーを “分かってても止められない” レベルを目指して磨き、この試合でも実践。ミスはあってもチームに勢いをもたらしてくれました。
さて、ここまでで分かると思うのですが、Team 2015 馬路組の FWには 中学ラグビーの経験者が 2人いました。
BK には 4人しか経験者がいませんでしたが、全員が経験者だった久米組と比べても不器用さは似たようなものですし、スピードや体格では上回っている選手の方が多いです。
元々の素の力では、花園勝利を挙げた久米組と今の選手たちに大きな差はないのです。
数名のキーマンとなる選手に力量差はまだありますが、一番の違いはやはり久米組メンバーのメンタルの強さでしょう。
彼らの負けず嫌いは相当なものでした。
練習でも試合でも、しんどい時に心折れることなく踏ん張りが効きました。
東部G.の一角にはきつくても全力で走りながら久米主将が度々ゲロを吐いてしまった “久米コーナー” がありました…。そんな吐いても走り続ける選手は最近はいません…。
そういうきつい時に自分から努力できるメンバーの集まったチームが強いチームであるということ。
自分たちと何ら変わることのない自分たちの先輩たちが、実際にそういうチームであったこと。
そういうチームであったから花園で勝利という結果を出すことができたということ。
それらを今日のビデオミーティングで強く感じ取って、自分自身のメンタルの弱さを省みて、強く己を鍛え上げていってほしいと願っています。
ミーティングの後は 体育館で1時間半、ノンストップで動き続けるハードメニュー。
ハードワークしながら視野を広く保って的確な判断を下したり、素早い切り替えを要求する厳しい内容でしたが、まだまだ物足りないものの今の力は出し切ってくれたと思います。
継続して取り組んでいきます!