高知中央高校ラグビー部 SAMGUYS です。
“春季大会 決勝戦” の結果を報告します。
高知県高校ラグビー
春季大会 決勝戦
vs. 土佐塾高校
4月 14日 (土)
14:00KO 25分ハーフ
at 春野総合運動公園 多目的G
前半 5 - 21
後半 0 - 14
合計 5 - 35 敗戦
予報通りあいにくの雨中での試合となりました。
思い切った攻めが濡れたボールによるハンドリングエラーで寸断される条件はあちらも同じ。
その悪コンディションの中で、どこまで心身ともにタフに戦えるかが勝負の分かれ目と思っていました。
『雨ということであれば…』の予想通り、経験豊富な土佐塾はキックを主体にエリアマネジメントで優位に立とうとする賢い戦い方。
ディフェンスでも無理にボール争奪に人員を割くのではなく、早めに次に備えて待ち構え、こちらのミスと攻め疲れを待つ これまた賢い戦略。
これに対して SAMGUYS は、幸先よく先制トライを奪ったところまでは良かったのですが、そこからミスを恐れたかのように冒険的な展開攻撃が影を潜め、パスを減らす消極的な力攻めに走ってしまいました。
これは、次に備えて待ち構えている相手DFの一番分厚いところをこじ開ける作業であり、非効率的な上に体力は消耗するわ、人数が減ったところで反則につながり安いわでうまくいきません…。
そうして反則を犯してしまったところからキックで前進され、何回か攻められてこちらの DFが堅いと見るやまたキックで崩される…。
『自分たちがミスや反則で苦しくなる前に少なくとも地域だけは前進させておいて、余裕を持って守っていれば また高知中央がミスか反則で崩れてくれるだろう…。また時間もうまく消費していけば、何本か獲られたとしても逆転まではされないだろう…。』
セオリー通りの考え方ですが、この辺りの使い分けは敵ながら見事でした。
『そういう展開を狙ってくるだろうな…』というのは分かっていたので、それを跳ね返すだけの力強い攻め手を用意してきたつもりでしたが、それを発揮させてあげることができませんでした。
まだまだメンタル面で “タフ” になりきれていませんでした…。
裏返してみると、土佐塾は おそらく1月の新人戦で SAMGUYS に前半リードされて折り返したものの競り勝てたことで自信をつけたのでしょう。
そこに四国新人大会Aブロックでの厳しい試合経験も加えて、前回の試合よりも精神的に余裕が感じられました。厳しい条件下の試合にあって “タフ” でした。
やはり挑戦者サイドは、力関係で 7 対 3 で上回れるぐらいまで力をつけて持っていき、尚且つその力をフルで発揮できるようにしていかないと、土佐塾のような経験豊富で賢い戦い方のできるチームを引っくり返すことはできません。
そのことを改めて突きつけられた雨中の春期大会 決勝戦でした。
雨にもかかわらず、理事長・校長 両先生をはじめ たくさんの方々に応援に来ていただき、本当にありがとうございました。
また頑張っていきたいと思います!
これからも応援よろしくお願いいたします!