こんばんは。
日生学園第二高校ラグビー就球部 “ラグビー魂”です。
今日は“魂の活動日記 番外編 第2弾”です!
昨日も掲載したように、顧問 西川の母校である茨城県の茗溪学園高校の菅平合宿に、OBコーチとして帯同させてもらって再び菅平にいます。
全国でもトップクラスのチームに帯同させてもらうことでたくさんのことを勉強させてもらっています。
午前:
vs.長崎北高校(長崎)
午後:
vs.江の川高校(島根)
いずれも全国ベスト8クラスの学校と連戦です。
午前の長崎北高校戦は、昨日の東福岡高校戦と同様なかなかペースをつかむことができずに完敗でした。
前半の立ち上がりは速いテンポの展開で相手ゴール前まで迫りましたが、こちらのミスで得点できずに切り返されてしまったことから流れを相手に渡してしまいました。
これは日生学園第二高校ラグビー部でも大きな課題となっていることですが、“勝負の鉄則”と言ってもいいでしょう。
ましてや、相手と直接コンタクトするラグビーでは、メンタルの充実・勢いといった要素は、他の競技種目と比較してもとても重要です。
ここを外してしまうと、特に百戦錬磨の全国レベルのチーム相手だと、相手がミスを重ねてくれるなどの要因がない限り、立て直してもう一度自分達の流れに引き込むのは容易ではありません。
この試合、長崎北高校の仕掛けてくる攻撃はさほど複雑なものではありませんでしたが、パターンと言っていいほどに全員に浸透するまで練り込まれていました。そのため、常にこちらの対応の一歩先を取られ、後手後手にまわってしまいました。
その状況を打破するためにはゲームの先読みと、相手の想定を上回るインパクトプレーの炸裂が必要でしょう。
午後の江の川高校戦は逆に、茗溪学園の速いテンポの展開に相手がついてこれず、大差の勝利になりました!
ラグビーには、スクラムなどに代表される固定された状況からスタートするセットプレーと、流れの中で発生するターンオーバーなどの崩れた状況からプレーするルースプレーがあります。
中高一貫教育の茗溪学園は中学からラグビーを始める生徒が多く、しかも同じメンバーでそのまま高校に上がってきます。そのためゲーム経験も豊富で、いわゆる“阿云の呼吸”も高いレベルにあります。
そうした利点は特にルースプレーの崩れた状況からの切り返しには大きく威力を発揮します。
今日のゲームでも、キックからのカウンターやターンオーバーからの切り返しといった崩れた状況から巧みに、しかも鋭くボールをつなぎトライにつなげていきました。
これは、ある意味では茗溪学園の持つ特殊な事情(中高一貫のチームづくり)が生んだ副産物ですが、体格的なハンデがあってセットプレーの不利から逃れられないチームにとって、目指すべき方向性のひとつのヒントにはなるでしょう。
もちろん、それを日生学園第二高校ラグビー部というチームに仕込んでいくことが困難なことは百も承知です…。
しかし、諦めたくはありません!
ベースとなる基本的な力を早く身につけ、その上に +α のオリジナリティーとして追求していきたいと思います!