こんにちは!
日生学園第二高校ラグビー蹴球部 “ラグビー魂” です!
“活動日記 番外編 花園シリーズ” も唐突に最終日を迎えることになってしまいました・・・。
まさか2年連続で同じ
佐賀工業高校に、同じ
元旦の3回戦で、昨年と同じように
7-7 の同点引き分けで、同じように抽選によって次戦 (準々決勝) 出場を断たれるとは・・・。
こんなにも無情なことがあっていいのだろうかと本当に考え込んでしまいます。
今年の大会組み合わせが決まった時から、昨年からの因縁を思い出してこの相手に決着をつけて次に進むことを考えて準備してきたであろう監督・選手たち・・・。さらなるビッグトラブルによって新たな因縁も背負いこんでしまったモヤモヤする状況の中での戦いを強いられ、実力で負けたのならばまだしも、決着がつかなかったばかりか、またしても抽選で次のステージへの挑戦権を断たれてしまうとは残念でなりません。
しかも、突如降り出したみぞれ混じりの氷雨によって、ボールは滑る、手は悴む、ピッチは滑るとういう軽量でハンドリング・ランニングラグビーに活路を見出そうとする
茗溪学園高校にとっては圧倒的に不利なコンディション。ましてや相手は、そのようなコンディションでこそ強みを発揮する大会最重量のFW平均体重を誇る大型チーム。実際に
佐賀工業は、キック攻撃とFW周辺の力攻めのみに終始 (おそらく
佐賀工業の
WTBの選手は意図的な攻撃としては一度もボールを持っていないのでは・・・) して
茗溪学園を追い込みました。
その内容とレベルはともかくとして、その選択を責めるつもりは毛頭ありません。勝負のかかった場面では常套手段ですから。ただ、自分たちの実力を最大限発揮できる条件で戦わせてあげたかったと思うのは私だけではないはず。
抽選後、キャプテンの川島君は本当に立派でした。不条理な因縁があっても相手チームへの敬意とエールは忘れず、懸命に涙をこらえながらチームメイトに謝り、下級生を励ましチームスタッフには感謝の意を表しながら深々と頭を下げる・・・。その後、一人でロッカールームに残って気持ちを整理した後は、報道陣に対して時折笑顔を見せながら、しっかり顔をあげてまっすぐと前を見据えて真摯に受け答えをしていました。
彼はこの瞬間から、
東京大学現役合格を目指す受験生に戻ります。
指導者として、彼のような人格者を育てていきたいと本当に思わせてくれたことに感謝しています。
昨年もそうでしたが、今回の
茗溪学園高校 花園ツアーにコーチとして帯同させてもらい、予想だにしていなかったビッグトラブルにも見舞われる中で、高校スポーツ指導者のあるべき姿とは、高校教育・スポーツ教育の価値とは何かについて本当に考えさせられました。そのような機会を与えてくださった柴田校長・高橋監督はじめ
茗溪学園高校ラグビー部関係者の皆様には本当に感謝しております。ありがとうございました。
これからも日々自問自答しながら、
日生学園第二高校ラグビー蹴球部をそのような経験のできるステージに押し上げてあげられるよう頑張っていきたいと思います!