こんばんは!
日生学園第二高校ラグビー蹴球部 “ラグビー魂” です!
昨日から日生学園第二高校ラグビー蹴球部の2009年の活動がスタートしています!
昨日の1月5日、正午に東花園駅に集合し、
花園ラグビー場に移動。
第88回 全国高等学校ラグビーフットボール大会の
準決勝2試合を観戦し、そのまま寮に帰寮し合宿に突入しました。
例年、この新年最初の合宿はスタートから躓く事が多いので、とても心配なのです・・・。
参考までに、昨年の同日のブログを引用すると・・・
『(前略)・・・しかし、それぞれに諸事情あるもののフルメンバーは揃わないわ、遅刻してくる生徒はいるわ・・・。
制服のクリーニングが間に合わずにしっかりしたスタイルで来れなかった生徒はいるわ、『昼食時に帰寮後の夕食の準備をしておくように!』 という指示を全く聞いていない生徒はいるわ・・・。
挙句の果てには、電車の行き先を確認せずに乗って何回も乗り間違えてしまい、結局試合終了時まで花園ラグビー場にたどり着かない生徒はいるわで、グダグダの新年スタートになってしまいました・・・。
きちっと気持ちの整理ができない・・・。
時間の管理や事前準備がしっかりできない・・・。
試合や合宿に備えて体調の自己管理ができない・・・。
それら全部をひっくるめて責任感が足りない・・・。
・・・(後略)』
・・・さて、今年は・・・。
昨年に比べると集合状況はよく、ホッと一安心。一番心配していた
『1人で電車に乗った事がない』 1年 小倉も上級生・同級生数名が名古屋駅で集合して一緒に大阪入りする段取りを組んでくれて、無事に時間どおりに集合できました。
それでも、昨年同様に体調不良による遅刻者 (しかも昨年と同じ生徒・・・) が出てしまうなど、まだまだ自己管理の甘さが顔を覗かせてしまいました。
今年の合宿は昨年と違い、
“帰校しているのがラグビー蹴球部のみ” という状況でスタート。そのため、寮からの要望もあって、昨年末のうちに敬天寮の大広間のような部屋に布団等の荷物を移動させ、久しぶりにザコ寝スタイルの生活です。
たった1日生活しただけですが、想像していたよりも少しだけとはいえ、部屋が乱雑に・・・。
今夜予定していた
夜間ミーティングを中止して、合宿2日目にして
大掃除をしました。
本来であれば、今夜の
夜間ミーティングでは、昨日見学した
準決勝2試合の内容をもとに、
・勝ち上がったチームの強さの特徴は何なのか?
・そのことを参考にしつつ、自分たちのチームが強くなるために
必要な事は何なのか?
・・・というテーマで
ディスカッション及びティーチングをする予定でした。
昨日の
準決勝第1試合は、昨年度優勝の
東福岡高校(福岡) vs.常翔啓光学園高校(大阪)。
個人的に、
『この試合が事実上の決勝かな・・・』 と見定めていた試合ですが、予想通りに一進一退の熱戦になりました。試験的ルールの影響でキックの蹴り合いの多い試合展開でしたが、常に
常翔啓光がリードする展開。しかし、底力は
東福岡の方が数段上のように感じました。元々DFに定評のある
常翔啓光。この日も
シンビン (危険なタックルの判定による) をとられるほどの強烈なぶちかましタックルで対抗していましたが、それをものともせずに
東福岡はプラン通りに前進する力を有していました。
1トライ差に追いつき、逆転に向けても着々と布石を打って前進していきましたが、肝心のところで2度も攻め込みながらの反則でチャンスを逃してしまい、届きませんでした。スタンドからは余裕のあるようなプレーぶりに見えていましたが、やはり焦りはあったのか勢い込んでの反則をとられてしまったのは勿体ない限りでした。
準決勝第2試合は、
御所工業高校(奈良) vs.京都成章高校(京都)。
春から評判の高かった
西のAシード 御所工業に、ノーシードから勝ち上がった
京都成章が挑むかたち。しかし、
京都成章もノーシードとはいえシード校候補にも挙げられた実力校だけに、勝敗は分かりませんでした。
この試合も一進一退の展開で前半は
3-0 で
御所工業がリードして折り返し。ともにDFが固いのでなかなか決定機は作れませんでしたが、攻め手の多彩な
御所工業の方が優勢か。それでも勿体ないキックなどで自滅してしまう場面もあり、勢いのある
京都成章にもチャンスありと見ていました。
しかし、後半に入ると
御所工業が徹底して
SHの位置からのキックで
京都成章を自陣に釘付けにするプランに変更。前半も時折見せていた意表を突く冒険的なプレーを封印し、勝利にこだわったゲームプラン。結果的にこれが大当たり。
京都成章が一発で切り返す展開力を有する逆襲展開タイプのチームではなかったことも織り込み済みで、観ている我々観客は面白くありませんでしたが、終始危なげなく
3-0 のまま勝ち切りました。
結局
決勝は、
春の全国選抜大会決勝と同じ顔合わせ。この時は
常翔啓光が勝ちましたが、
御所工業も9月の招待試合で雪辱しており今回が決着の場。
常翔啓光有利と予想していますが、
今大会は試験的ルールのマイナス面が目立つキッキングゲーム主体のゲーム展開が多いので、もし
決勝も堅くそのような展開になるとしたら、
ミスと反則が勝敗を分けそうです。個人的には
御所工業の冒険的なプレーが炸裂して勝利するのを期待しています!